理想的な睡眠時間は?

理想的な睡眠時間に関してはっきりとした答えがないのが実情

疲労を解消するためには睡眠環境の充実が欠かせないといわれますが、その一方で「ではどれぐらい眠ればよいのか」という疑問がつきまといます。

 

科学と医療が進歩した現代社会においてさえ、理想的な睡眠時間に関してのはっきりとした解答は得られていない現状なのです。

 

どうして理想的な睡眠時間がわからないのか?それにはいくつかの理由があります。

 

まず年齢による違い。基本的に人間は年齢を重ねれば重ねるほど睡眠時間が短くなっていきます。生まれたばかりの赤ちゃんは一日中寝ていますし、小学校低学年くらいまでは10時間くらいまでは寝ているでしょう。

 

成人に達するまでは8時間くらいの睡眠時間が理想的といわれています。しかし成年になると短くなっていき、高齢者になると6時間を切る人も少なくありません。

理想的な睡眠時間は人によって異なるが90分サイクルの睡眠がおすすめ

それからひとりひとり理想的な睡眠時間に差がある点も基準を設けにくい大きな理由となっています。

 

世の中には短い睡眠時間でも問題なく健康を維持できる「ショートスリーパー(6時間以下の人)」と呼ばれる人もいれば長い時間しっかりと確保しないとならない「ロングスリーパー(9時間以上の人)」もいます。

 

周りの人が一日7時間睡眠で生活しているからといって自分も7時間が理想的とは限らず、もっと短くても問題ないかもしれませんし、逆にもっとたくさん時間を確保しないと健康を維持できないかもしれないのです。

 

こうした事情から理想的な睡眠時間をはっきりとした数値で出すことは困難となっています。

 

アンケートなどで平均値を出すこともできますが、あくまでこれは自己申告。現代社会では睡眠時間が短いほうがバリバリ働いているイメージをもたれる傾向があることもあって必ずしも正確な数字とは限りません。

 

一応全体的な数字として全体の8割くらいの人が7〜9時間程度を理想としている、とのデータもありますが、7時間と9時間では一日の時間の使い方にも大きな差が出てくるのであまり参考にならない面もあります。

 

ただ間違いないのは睡眠サイクルは90分ごとに完結するため、90分の倍数の睡眠時間が一番体によく、またすっきり起きやすいといわれています。

 

ですから自分にとって理想の睡眠時間を確認したい場合には4時間半、6時間、7時間半、9時間など90分の倍数で試してみるとよいでしょう。

 

忙しい生活でできるだけ睡眠時間を短くしたいという方は最初は7時間半からはじめて6時間、4時間半と90分ごとに短縮していくのもお勧めです。

 

少なくとも、世間の平均的な数字で判断するのではなく、あくまで自分にとって最適な睡眠時間を見つけ出すことが大事です。